40年間の感謝を胸に、次の10年、そして未来に向けて、新たな「挑戦」を続けます

代表取締役社長 齋藤 昭生

第2四半期までの経営成績についてお聞かせください。

連結売上高と3つの利益項目について、中間期の過去最高を更新しました。

当第2四半期連結累計期間(以下、当中間期)の経営成績は、売上高が前年同四半期比(以下、前中間期比)2.9%増収の13,295百万円、営業利益は前中間期比19.1%増益の1,774百万円、経常利益は前中間期比19.2%増益の1,795百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前中間期比21.7%増益の1,203百万円となりました。これら連結売上高と各利益項目につきましては、中間期の過去最高を更新しております。
但し、期初に見込みました中間期計画に比べますと、各利益項目は計画値を1%程度上回っているものの、売上高については4.4%下回っております。

利益が大きく伸びた要因を教えてください。

「国内棚卸サービス」における生産性の向上が大きく寄与しました。

「国内棚卸サービス」の売上高につきましては、既存取引先の受注店舗数の増加や受託範囲の拡大などの増収要因と、大口顧客において棚卸の年間実施回数の減少や小売業界再編の影響を受けることとなった減収要因が合わさり、結果的に当中間期は、前中間期比で0.2%の微増収となりました。一方、セグメントの営業利益は前中間期比で35.3%の大幅な増益となり、全体の増益に大きく貢献しました。
利益が増加した要因は、ここ数年続けてきた生産性の向上が、この上期にさらに大きく伸長したことです。大幅な生産性の向上については、「適正人員の配置」、「使用端末の変更」、「繁閑格差の是正」が特に大きく影響したと分析しています。当社には生産性の向上に向けた取り組みを行う専門部署があり、クルーイングと呼んでいる適正人員の配置のIT化を含めたマネジメント、新端末の研究・開発、個人スキルを向上させるためのトレーニング施策の策定などを行っております。常に生産性の向上に向けた努力を重ねてきた結果が、今回の増益、そして利益率の向上に結びついたと考えております。

「リテイルサポートサービス」と「海外棚卸サービス」の状況についても教えてください。

売上高は前中間期比で増加していますが減益となっております。

「リテイルサポートサービス」においては、新規出店時や店舗改装時の陳列業務、店舗商品補充業務(集中補充)の受注拡大により、セグメントの売上高は前中間期比8.4%増収となりましたが、営業利益は前中間期比で21.2%の減益となりました。減益の要因は、事業の拡大に伴う契約社員の正社員登用や社会保険料等の間接人件費が増加したことが挙げられます。今後は、このセグメントにおける技術向上による生産性の向上とともに、販売管理費の圧縮に向けた業務基幹システムの導入などを検討してまいります。売上増についても、前期より連結子会社となった(株)ロウプとのシナジー効果の拡大や集中補充業務のさらなる受注拡大を目指してまいります。
また、「海外棚卸サービス」においては、新たにベトナムの子会社が連結決算の対象となりました。同子会社は、まだスタートアップ・ステージで営業赤字なこともあり、セグメントの営業利益は前中間期比で33.1%の減益となっております。一方、売上高は中国の各事業会社の業績が順調に推移していることもあり、6.8%の増収となっております。現在、海外においても、日本国内と同じレベルのハード面、ソフト面の水平展開を進めるとともに、技術面での巡回指導も継続しております。各国、各地域の課題に対応しながら、セグメントとして3期連続の黒字を確保するよう注力してまいります。

通期の業績見込みを変更されましたが、ポイントをお話しください。

期初の業績予想から売上高は減少見込みとしましたが、利益は増加見込みとしております。

これまでの連結経営成績と第3四半期以降の経営環境を勘案し、今回、今期の通期連結業績予想を変更いたしました。売上高については、期初見込みから500百万円減少、前期比4.2%の増収となる28,000百万円としました。利益項目につきましては、営業利益が期初見込みから100百万円増加、前期比10.5%の増益となる3,600百万円、経常利益が期初見込みから110百万円増加、前期比10.3%の増益となる3,651百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が期初見込みから93百万円増加、前期比11.8%の増益となる2,500百万円に、それぞれ上方修正いたしました。これらの金額は、7期連続の過去最高売上、4期連続の過去最高益の更新となっており、また、各利益の対売上高利益率も過去最高となる見込みです。

創業40周年の記念式典を終えられ、今後の思いをお話しください。

ミッションの実現に向け、挑戦し続ける決意を強くしました。

2018年10月10日に千葉市幕張において創業40周年の記念イベントを開催し、現在、サービスを提供させていただいている約2,500社のお客様の中からもたくさんの方々にご来場いただき、これまで賜ったご厚情に深く感謝し、感慨を新たにするとともに、これからのエイジスが果たすべき使命を強く感じました。
日本で初めて棚卸をビジネスとして確立した当社は、アウトソーシング業者としての長い時間を経て、ミッションとして掲げる「チェーンストアの発展と豊かな社会の実現に貢献」の達成に向けて、着実にチェーンストアのパートナーとしての立場を固めつつあります。棚卸、商品補充、什器設置・商品陳列、売場管理等、現場で生じるさまざまな課題・ニーズを作業として請け負うだけではなく、当社にそのソリューションを求められることが、結果的にお客様の生産性の向上、顧客満足度の向上、利益の増加に結びつき、最終的に消費者に還元されると考えております。この「WIN」でつながった環(わ)の中にこそエイジスの企業としての存在価値があります。
株主の皆様におかれましては、この実現に向けて、新たな挑戦を続ける当社へのこれまでと変わらぬご支援、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。