災害発生時の備えはできているか
2018.09

災害大国日本では、毎年のように各地で様々な災害が発生しています。災害発生時の重要な役割を果たすのが言うまでもなく各避難所です。各避難所には、初動対応用備蓄品として食料や飲料水の他、生活必需品(アルミ毛布やトイレキット等)が配備されています。このほか、拠点備蓄倉庫・分散備蓄倉庫という施設があり、食料・飲料水や資器材が整備されており、避難者数等に応じて各避難所に搬送されることとなっています。
千葉市では避難所には共通備蓄品として以下の数量(対応人数によって異なる)が配備されているようです。

食料 アルファ米50食、アルファ米おかゆ50~200食、クラッカー210~1,050食
飲料水 500mlPET 360~1,152本
アルミ毛布 120~240枚
生理用品64~304枚、マスク200枚、歯みがきセット250本、トイレットペーパー12ロール、紙おむつ乳幼児296枚、携帯トイレ100回分、床マット・簡易エアーマット各30枚
その他ラジオ付きライト、発電機、間仕切りセット、簡易トイレ、ゴミ袋、腕章、メガホンetc・・・

しかしながら、災害発生時、避難所で救援物資等の過不足が発生しているようです。上記のとおり、避難所で確保できる数量は限られており、備蓄倉庫から搬送される物資が必要となってきますが、「どこに」「なにが」「いくつ」あるのかが明確になっていないケースがあるようです。備蓄倉庫が雑草で覆われてしまっている場面を目にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。災害対応実務を行う各自治体はその課題認識はあるものの、対応策が見つからない現状を抱えています。

エイジスは棚卸とリテイルサポートを通じてお客様に育てていただいています。在庫数量を確定させること、商品を整理・補充することは圧倒的な強みと自負しています。そして全国にネットワークを持つ会社として、定期的に巡回することができます。この災害発生時の備えに貢献することができるのではないか、研究を進め、関係する方々との対話も行っています。