SPECIAL MOVIE

エイジスグループ40周年記念

「アジアを代表するリテイルサポートのエイジスグループ」へ
私たちの次の挑戦が始まります。

MESSAGE

2018年、エイジスグループは
創業40周年を迎えました

当社は、1978年日本で最初の棚卸サービス業として設立されました。棚卸サービス業は1945年前後に米国で誕生したサービスで、当時の米国では棚卸の外注は一般に定着していました。棚卸サービスは日本でも必ず必要なサービスになるという強い信念のもと、米国の棚卸サービス会社から技術供与を受け営業を開始しましたが、日本において棚卸は自前で実施することが常識だったため、軌道に乗るまで大変な時期がありました。しかしながら、皆様のお力添えとご支援をいただき、創業40周年を迎えることができました。心より感謝申し上げます。
現在では、日本を含むアジア9つの国と地域でサービスを提供し、棚卸サービスだけではなく、補充、棚替などのリテイルサポートサービスやリサーチサービスも提供させていただいています。
エイジスグループはこれからもお客様の真のパートナーになれるよう挑戦を続けます。
引き続きご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

株式会社エイジス 代表取締役社長 齋藤 昭生

株式会社エイジス 
代表取締役社長 
齋藤 昭生

AJIS GROUP HISTORY

歴史の始まり

Two Men With A Vision

初代社長のジャック・M・ブーン(写真左)と
創業者の齋藤茂昭

エイジスグループは、チェーンストアの発展のために「周辺産業の育成は社会の要請である」との決意のもと、ジャック・M・ブーン氏の協力を得て、日本初の棚卸サービス会社としてスタートしました。グループ40年の歴史と歩みをご紹介します。

-1978

序章 創業前夜

―日本におけるインベントリサービスの発展を予見した創業者―

創業者・齋藤茂昭は、勤務していた国立療養所東京病院で「ストレプトマイシン」という新薬登場で、当時不治の病とされていた結核が治るということを知り、薬の威力を思い知った。そこで薬を多くの人に届けたいと、30歳のときに薬局を起業。これが消費者の支持を得て、さらに食品も扱うことで店舗を増やした。
この時期齋藤茂昭はチェーンストアの存在を知り、さらに勉強を重ねていった。1967年のアメリカ視察では米国流通産業のスケールの大きさに驚き、以来、毎年のように渡米を繰り返し、米国チェーンストア産業を学んでいくことで、チェーンストアの発展のために「周辺産業の育成は社会の要請である」との確信を持つに至った。
何度目かの米国視察のとき、懇意にしていたアメリカ西海岸大手スーパーマーケットチェーンの財務担当副社長からある人物を紹介される。その人物こそインベントリサービスを専門に手掛けるマスコリーノ社CEO、ジャック・M・ブーンであった。ブーンとの出会いやマスコリーノ社の技術への着目により、齋藤茂昭は「インベントリサービスを日本で事業化したい」という強い思いを抱く。1976年5月のことだった。

  • 国立療養所東京病院(東京都清瀬市)で薬剤師として勤務していた頃の創業者(右から2番目)
  • 当時のマスコリーノ社の様子。社員の前に並んでいるのは棚卸機器
  • 1950年頃の米国での棚卸結果集計の様子。当時は店舗でテープに吹き込んでいた
  • 1970年代、盛んに行われた米国視察の様子。創業者は視察中に棚卸サービスの存在を知る

1978-1981

第1章 エイジスの創業

―日本初の棚卸サービス会社が誕生―

初めての出会いから1年後、齋藤茂昭は再びアメリカ西海岸に立っていた。ブーンとの再会を果たし、肝胆相照らし話し合った結果、日本におけるインベントリサービスの将来性を確信し事業化を進めることになった。そして、後に「AJIS 5」と呼ばれる5人の社員がアメリカでの研修に旅立った。 1978年5月、日本初の棚卸サービスとして「オール・ジャパン・インベントリ・サービス株式会社」(現株式会社エイジス)を創業。スタート時は商慣習になかった棚卸のアウトソーシングという考えが市場から受け入れられず苦戦したが、社長となったブーン自らが先頭に立った粘り強い営業努力が徐々に実っていく。やがて時代の追い風も吹き始め売上は順調に伸びていった。
しかし急激な営業網拡大により様々な問題が噴出、創業4年目にしてエイジスは最大の危機を迎える。その状況を見た齋藤茂昭は、病床から「新生AJISの当面する課題」(通称「イエローブック」)を発し、社員に檄を飛ばした。この「イエローブック」がカンフル剤となり、社内には新たな動きが広がっていった。

  • 棚卸技術を習得するために5人の社員(AJIS 5)が米国研修へ向かった
  • 2017年まで使用された旧カンパニーロゴ
  • 創業当時の制服と棚卸の様子
  • 創業者が病床で書き上げた「新生AJISの当面する課題」(通称「イエローブック」)

1982-1992

第2章 拠点づくりとグループ展開

―日本全国にエイジスの旗を―

「4年目の危機」をはじめとする逆境にあっても、エイジスは「日本全国にエイジスの旗を」の合言葉のもと、創業時から目指していた全国展開を加速させていく。各地に営業拠点を設けるとともにフランチャイズ展開を推進、1982年5月にエイジス九州が、1984年4月にはエイジス北海道が設立された。
この間、大口顧客の棚卸システムの変更でエイジスは再び事業存続の危機を迎える。1986年度下期には赤字を計上するが、この経営危機をバネに「ローコスト体質」への脱皮に挑戦、収益体質の改善と競合との競争に耐えうる体力づくりに成功した。
1991年、12年の長きにわたってトップを務めたブーンが退き、津留正樹が社長に就任、新たな経営体制が敷かれた。新体制の下次々とエイジスの営業拠点が設けられ、全国に広がる顧客対応に向け、積極的な手が打たれていった。

  • 最初の会社案内パンフレット
  • 1985年、国内初のSKU棚卸の提供を開始
  • 棚卸の技術を競い合うブロックカウントコンテストは、1984年から毎年開催されている

1993-2004

第3章 棚卸事業の急成長と品質の再徹底

―海外進出とリテイルサポートの多様化へ―

棚卸サービスは日本のチェーンストア産業に欠かせないものとなっていた。棚卸サービス事業の拡大とともにエイジスは急成長し、1996年、「オール・ジャパン・インベントリ・サービス株式会社」から「株式会社エイジス」へ商号変更、そして株式の店頭公開を果たす。その後も棚卸サービスにおいてシェアを拡大し続け不動の地位を確立、100億円企業に向かい邁進する。
しかし成長の陰で創業者が大切にしてきた技術や品質面での低下が見られ、一部で問題が発生する。これを機に顧客からの信用を回復するため、エイジスは長い時間と労力をかけ、意識改革を含めた品質改善に努めた。
この時代、新たな挑戦として韓国に棚卸サービス会社を立ち上げ、海外進出をスタートさせた。また、1998年米国プリズム社との業務提携を結びリテイルサポートの多様化へ、本格的な取り組みを開始した。

  • 1996年、株式を店頭公開
  • 2003年、韓国にエイジスビジネスサポート株式会社を設立。海外進出をスタート
  • 2000年、本社を現在の千葉市花見川区幕張に移転

2005-2010

第4章 進化し続ける技術と品質

―「ミスゼロ」への終わりなき追求―

2005年、新時代のトップとして齋藤昭生が社長に就任した。齋藤昭生は就任にあたり、3つの方針、①経営の基礎である棚卸サービスのシェアの拡大・強化、②海外展開、③棚卸サービスのエイジスからリテイルサービスのエイジスへ、を定めた。また、「1000億円企業」との目標も発信され、これはその後策定されるVisionにつながっていく。

  • 2005年、芦部克生から齋藤昭生・新社長へとバトンタッチ
  • 2005年、初代社長ジャック・M・ブーン氏が逝去
  • さらなる技術とサービス品質の向上を目指し、ミスゼロ宣言と研修が実施された
  • エイジス大連で自社開発した棚卸専門機器(AD-1)は、2006年から本格的に使用を開始

2011-

第5章 アジアを代表するリテイルサポートのエイジスグループを目指して

―一人ひとりがMissionを胸に―

2011年に発生した東日本大震災は、チェーンストアが生活に欠かせないインフラとなっていることを実感させられる出来事だった。エイジスグループ社員の一人ひとりが、チェーンストア産業を支える存在であるという使命を再認識し、創業者・齋藤茂昭の精神を源流としたグループ経営理念(Mission・Vision・Values)の策定へとつながっていった。
エイジスグループは国内におけるリテイルサポートの拡充とともに海外展開を進め、「日本の棚卸のエイジス」から「アジアを代表するリテイルサポートのエイジスグループ」への飛躍を目指す。ブランディングプロジェクトもスタートし、グループロゴマークを刷新するなどエイジスグループ内の意識統一も図られていった。一方で海外での文化や商習慣の違いという壁に直面するなどの新たな課題も現れている。
「周辺産業の育成は社会の要請である」との決意のもとでの創業から40年。今、新しいステージに向けて挑戦が始まっている。

  • 2011年に起きた東日本大震災での支援活動の様子
  • 2018年、創業40周年を迎えたエイジスグループは新しいステージへと向かう
  • 2011年、齋藤茂昭が逝去。創業者の「挑戦の精神」はグループのDNAとして今も受け継がれる

VISUAL IDENTITY

アジアを代表する
リテイルサポートグループとして
さらなる飛躍を目指す私たちの
想いの象徴です。

グループロゴマーク
イニシャル“A”を象るシンボルのモチーフはコンパス。
常に進化し続けるチェーンストア、小売業。その中で、進むべき正確な方向へ、先頭に立ち導いていくプロフェッショナル集団であり、パートナーとしての存在価値を象徴するものです。さらに、常に業界のパイオニアとして弛まぬ挑戦を続ける企業姿勢を表現しています。
グループタグライン
Your Partner in Retail Solutions
チェーンストア・小売業のお客様に「エイジスグループの活用が成功へのカギである」と評価される存在であり続けるための私たちのスタンスを示しています。また、国内からアジア・世界へ、「棚卸」から「リテイルサポート」へさらなる発展を目指していくことも、併せて表現しています。

MOSAIC ART

日本全国、そして海外で働くエイジスグループの仲間たち。私たちのサービスでこれからもお客様や社会を豊かにするために。エイジスグループで働く一人ひとりの喜びを実現するために。仲間の笑顔で組み合わされたモザイクアートには、そんな願いが込められています。
日本で創り上げた最高のサービスを世界に届けていく、私たちの挑戦はこれからも続きます。