フードロスの抑制を考える
2018.12

フードロス(Food loss)とは
(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
売れ残りや食べ残し、期限切れ食品など、本来は食べられるはずの食品が廃棄されること。 食品の廃棄や損失の原因は多様で、生産、加工、小売、消費の各段階で発生する。「日」まであると無駄な廃棄を招くので賞味期限の「年月」だけの表示が、飲料や加工食品に広がり始めている。

一方で、世界では、全人口76億人のうち9人に1人、約8億2100万人が飢えに苦しめられており、生産された食品の3分の1、13億トンあまりが捨てられていると言われています。全世界で生産されている食料は毎年およそ40億トンと、全人口を賄うのに十分な量です。しかし先進国では余り物が捨てられ、開発途上国では貧困や気候変動、紛争などによって、食料が足りなくなる「食の不均衡」が起きています。(出典:国連WPFレポート)

日本の食料自給率(カロリーベース)は、38%にすぎないとされ、食品ロスを抑え、必要以上に食物を輸入しないようにすることは、食品を輸入に頼る国が果たすべき義務と言ってもいいでしょう。

フードロスに関しては行政を中心にいくつかのプロジェクトも推進されています。

「NO-FOODLOSS PROJECT」

食品ロス削減にフードチェーン全体で取り組んでいくため、官民が連携して食品ロス削減に向けた国民運動

2015年9月の国連サミットで採択され、現在世界の共通ゴールとして推進されているSDGs(Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標))の17のゴールのうち、12番目の「つくる責任 つかう責任」には「2030年までに世界の食料廃棄を半減する」という目標が掲げられています。

エイジスは食料品を取り扱うお客様のパートナーとして、すでに「賞味期限チェック」というサービスを提供し、廃棄ロスを減らすことに貢献していますが、フードロスという社会課題に向き合いながら、賞味期限チェックをさらに高度化・システム化する取組みも開始しています。商品の賞味期限をデータ化することで、期限に近づいた商品をアラート化させるというものです。
“より効率的に”“より適正タイミングで”メンテナンスすることが可能です。

エイジスではこのように、チェーンストアのパートナーとしてその先にある社会と課題に向き合い、事業を通じて微力ながら貢献していきたいと考えています。