在庫カウント力を
社会に活かす!鳥類調査
2019.02

鳥類の保全や環境モニタリングに活用されている鳥類の分布や個体数のデータの多くは、ボランティア調査員によって集められています。しかし、年々ボランティア調査員の不足が続いており、このままでは環境省や NPO が行っている調査の継続が困難になるといわれています。

バードリサーチ調査の重要性
鳥類を保全し、次世代に残すためには、各鳥類の置かれた現状を把握し、有効な対策を講じる事が最も重要です。また、環境ごとに生息している鳥類は異なるため、環境が変化すると,鳥類の個体数や生息している種の構成も変化します。つまり、鳥類をモニタリングする事で,環境の変化も捉える事ができます。

深刻な調査員不足が社会課題に
環境省などの行政や、バードリサーチなどの NPO は鳥類のモニタリング調査を全国で行っています。モニタリング調査は広範囲で継続的に実施する必要があるものの、予算に限りがあるため、多くの調査はボランティア調査員が実施しているのが現状です。しかし近年では、ボランティア調査員の担い手を確保することが非常に困難となっています。また、鳥類調査には主に鳥類の種の識別と、カウントという専門的なスキルが必要なため、調査員の確保は容易ではありません。

宮城県の鳴瀬川でのハクチョウ類のカウント調査で実証実験
棚卸で培ったカウント技術を、この環境保全という社会課題で活かすことができるのではないか。バードリサーチと共同で調査を実施する事にしました。その様子については現地で取材をしていただいた河北新報の記事(下記リンク先)をご覧下さい。
この実験的な取組みを第一歩として、エイジスのカウント能力を社会的な課題に活かすことができないか。CSVのテーマとして研究してまります。
(↓動画は 2020年 2回目調査)

河北新報記事